全体論的腸内洗浄の本

2000年にわたって、いわゆる体液説(体液医学)が医学界を支配していた。
この体液説は、体液、特に血液、リンパ液、粘液及び胆汁の病的組成が器質性又は慢性疾患の発生する前提条件であるという仮説に
基づいている。現代の我々は、摂取と排泄の間に不均衡がある場合に、体内に蓄積される代謝産物と言う言葉を用いる。

摂取量増加の原因は、特に誤った食事であり、排泄不全の原因は特に肉体的負荷の全体的な減少である。
その結果は、片頭痛、アレルギー、リウマチ性疾患などの文明病や、複雑な精神障害、例えば疲労症候群、若年での早発能力低下、
潜在性抑うつ状態などである。このような場合には、純粋な薬物療法は、症状抑制効果をもたらすものでしかない。

慢性疾患に対処するためには、解毒機構を直ちに活性化する必要があることが早くから知られていた。腸管は、この問題における重要な標的である。腸管は、最大の代謝器官であり、免疫系の中核である。

大腸水洗浄法によって、以前の腸内洗浄をさらに改良した形で使用できるようになった。
その意義は、腸内の洗浄だけではなく、細胞外腔(すなわち、排泄される代謝産物が蓄積する細胞間腔)の開放である。

患者が消化障害を示さない場合でも、腸内の便通改善療法は、有意義である場合がある。
大腸水洗浄法は、自然療法医学が現代の技術と矛盾していないことを示す一つの例である。
逆に、現代の技術が自然療法の治療効果を増強するならば、歓迎され、有用である。

大腸水洗浄法は、宇宙研究の副産物である。
元来、米国航空宇宙局が宇宙飛行士のために開発したものであり、80年代初頭から中央ヨーロッパで治療に用いられ、
その後、普及している。これまでに数百名の治療師は、この方法を用いて治療を行っている。
しかし、広く一般大衆に知られているわけではない。
どんどん医療費が節減されている現代では、健康な生活の可能性に関する情報を得ることや回復のための方法を検討することが必要である。

本書では、この意味での提案を行う。いわゆる型破りの治療法に意味があるか無意味かという論争が再燃している現在では、
この療法が自然療法の代表者として重要な、本当に信頼できる方法であると考えるべきである。
大腸水洗浄法は、2000年にわたる医学の歴史における伝統、すなわち前述の体液医学に属する。

体液医学は、2000年の歴史を有する教育医学であり、現在の大学教育では忘れられている。
これを思い出して、より体系的に発展した形で現在の人々に役立てることは、全体論的医学に対する責務があると感じ、
実際に疾患の治療と予防に貢献している可能性があるすべての人の課題である。

ここに、ドイツにおける保健衛生管理法の危機的状況を克服するための重要な解決策がある。

Dr. med. Rainer Matejka, Kassel

1. 腸管に起因する健康障害を理解する
腸管疾患の原因と影響
腸管疾患の理解及び治療
Friedrich Sander博士の論拠に基づく腸内浄化

2. 我々の腸管:食物の通路と感覚
食物の通路:摂取、消化、及び排泄
主免疫器官としての腸管
腸管:我々の最も重要な栄養器官

3. どのような場合に病気になるのか
原因と症状
慢性疾患とは何か?
大腸水洗浄法によって治療できるのはどのような疾患か?
ざ瘡
アレルギー
喘息、気管支炎
潰瘍性結腸炎及びクローン病
下痢
通風
皮膚疾患
胃疾患
扁桃炎
多発性硬化症
骨粗鬆症
前立腺疾患及び他の腺疾患
糖疾患
便秘

4. どうすれば健康になるのか…
大腸水洗浄法
腸管衛生管理の歴史
大腸水洗浄法の作用機序
現場での腸内洗浄の実施法
大腸水洗浄法における補助的方法

5. どうすれば健康を維持できるのか… 正しい食事
秘訣は健康な食事にある
大腸水洗浄法における食事の改善と生活様式の改善

6. 大腸水洗浄法による精神的安定性
心理的硬直(緊張):固着
緊張緩和:解放

7. 腸管疾患における自助:技術及び訓練 自分で実施する浣腸の技術
どんなときに子供が病気になるのか
自己浣腸実施法
腸管機能の活性化のための支援下の訓練

あとがき
Gudrun Diimer 治療師